潜在的な資源を活用

労働人口の減少が、日本の将来に暗い影を落としている。政府があの手この手で対策を打っているが、一向に少子化に歯止めがかからない。このままの状況が続くと、日本の人口は減少の一途をたどるだろう。これは、経済を含めた社会全体の縮小につながり、インフラの維持管理や教育・医療といった国民に必要な、ありとあらゆる資源の劣化を意味する。
現在、景気の緩やかな回復に伴い、雇用市場が大きく改善しているようだ。特定の分野では、深刻な労働力不足も指摘されている。今後は、高齢者や女性の積極的な労働市場への参加が求められるだろう。特に、結婚や出産を経て家庭に留まっている主婦の存在が注目されているのだ。彼女たちの多くが、独身時代の一定期間は何らかの職業に就いていたと考えられる。しかし、結婚や出産を機に離職を余儀なくされ、労働市場から離れた状態にあるといえるのだ。しかし、今後の雇用情勢を考えると、彼女たちも日本経済の成長のためには、できる限り現場に復帰してもらわざるを得ない状況になりつつある。
時間的に余裕がある場合、まずはパートやアルバイトという形で現場へ復帰するのも一つの方法だ。家庭に入る前に、何らかのキャリアを積んでいた女性に関しては、研修や講習を経て原職への復職ということも大いに考えられる。
毎日が退屈だと感じている主婦がいるとすれば、それは労働資源の無駄遣いともいえるだろう。今後の労働人口の需給ギャップを考慮すると、退屈だと感じる人には積極的に社会に復帰してもらうことが求められる。その潜在的なパワーを、今後の日本のために大いに発揮していただくべきだ。

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